蔵元の情熱と伝統を繋ぐ「人」のこだわりが詰まった一本

世界に誇る不動のブランド。「球磨焼酎」

500年の歴史がある「球磨焼酎」とは、熊本県人吉・球磨地域の地下水で仕込んだもろみを同地方で単式蒸留機をもって蒸留し、びん詰めした焼酎のことです。
世界貿易機関（WTO）のトリプス協定において地理的表示の産地指定を受け、地名を冠するブランドとして国際的に保護されています。


米が原料の球磨焼酎は、食事との相性がよく、和洋問わずどんな料理にも合う焼酎です。
食欲を誘う食前酒としてはもちろん、お食事に合わせて、お湯割り、ストレート、ロックなどお好みでお楽しみください。
また、米焼酎は血栓を溶かす酵素を増やす働きがあるといわれ、飲んでおいしく体にやさしいお酒です。


「量産より良産を」 深野酒造株式会社
当蔵で造られる焼酎の一部には、今でも仕込みの全工程と貯蔵に土甕（どがめ）が用いられています。
この土甕、江戸時代の末期から百数十年にわたって使われているものです。
では、なぜ土甕を用いるのか、それは「土甕を用いることによって独特のまろやかさが得られる」から。
理由としては、土甕にはセラミックの効果があることや甕の微小な隙間を通して焼酎が外気と呼吸すること。
また甕の大きさ(500リットル程度)が1回の仕込み量に最適であるため味が良くなるのだ、という説もあります。
当蔵ではこの甕を土中に１mほど埋め、気温の変化による影響をなるべく受けないようにしてあります。